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アジャイルコーチ、企業の変革でかけがえいのない役割(下)

2018/09/07

Sarah K. White CIO

 アジャイルコーチは、企業のチームに対してアジャイルの方法論を指導し、アジャイルチームの成長を統括して、組織にとっての成果をきちんと生み出せるように支援する。導入プロセスの手ほどきをしたり、アジャイルの手法を受け入れるよう社員や幹部に促したりする。アジャイルコーチの最終的なゴールは、正しい知識、ツール、トレーニングをアジャイルチームに施し、アジャイルの可能性をチームが最大限に生かせるようにすることだ。

前回から続く)

アジャイルコーチになる方法

 アジャイルコーチになるには、関連する分野の学士号が必要だ。どの分野の学位を取得するかは、各自のキャリアの目標による。IT、開発、プロジェクトマネジメントに関する分野は、幸先のよいスタートにつながる。学位を取得した後は、スクラムマスターやプロジェクトマネージャーとして経験を積む必要がある。

 スクラムマスターの仕事は、アジャイルコーチと似ているように思えるかもしれないが、スクラムマスターの方がエントリーレベルの役割だ。スクラムマスターを経験することで、アジャイルの方法論や、アジャイルチームの込み入った事情について、隅々まで身に付けられる。現実の問題に直面したり、組織の構造を理解したり、アジャイルのツールやソフトウエアを扱ったりする機会が得られる。十分な経験を積んだ後で、引き続きアジャイルコーチの職に応募すれば、身に付けたスキルやバックグラウンドを生かすことができる。

 アジャイルコーチとして職を得るには、アジャイルのトレーニングサービスを提供する企業に入るという方法がある。あるいは、コンサルタントの仕事に就き、自らのスキルと専門知識をさまざまな顧客に提供するという選択肢もある。さらに、企業がアジャイルコーチを直接採用する場合もある。アジャイルコーチ、リーンコーチ、アジャイルプロダクトオーナー、エンタープライズアジャイルコーチといった職種で求人が出ている。

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