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データマイニングとは何か(中)

2017/09/27

Bob Violino InfoWorld

 データマイニングとは、自動化されたプロセスで巨大なデータセットを精査して、傾向やパターンを見極めたり、関係を立証したりすることである。その目的は、ビジネス上の問題を解決することや、データ分析を通じて新たな機会を生み出すことにある。

前回から続く)

データマイニングの用途

 データマイニングは、あらゆる業種でさまざまな用途に活用できる。

  • 小売企業:過去の購買習慣や、1年のうちでどの商品がどの時期によく売れるかといったデータに基づいて、売れそうな商品を的確に特定でき、在庫計画や商品陳列を考える時に役立つ。

  • 金融機関:顧客の口座、取引、好みのチャネルに関するデータをマイニングして、ニーズへの適合性を高められる。また、Webサイトやソーシャルメディアでの接触に関するデータを集めたうえで分析することで、既存顧客のロイヤルティを高めたり、新規顧客を集めたりできる。

  • メーカー:データマイニングを使って、製造プロセスのパターンを探ることで、ボトルネックの部分や不備のある手法を正確に見極めたり、効率を高める方法を見つけたりできる。また、データマイニングで得たナレッジを製品のデザインに生かしたり、顧客体験からのフィードバックに基づいて調整を加えたりできる。

  • 教育機関:データセットを分析することで、生徒・学生の今後の学習行動やパフォーマンスを予測し、そのナレッジに基づいて教え方やカリキュラムに改良を加えるといった形でデータマイニングを活用できる。

  • 医療機関:データのマイニングと分析によって、患者ケアの質の向上やコスト削減に適した方法を見極めることができる。データマイニングを生かして、ケアが必要な患者の数や、そのサービスの種類を予測できる。ライフサイエンスの面では、マイニングを使って、膨大な生物学的データから洞察を集め、新薬開発や新たな治療法の確立に生かすことができる。

  • その他:医療機関や小売企業をはじめとするさまざまな業種で、詐欺などの不正行為を従来の方法よりも迅速に検出するためにデータマイニングを活用できる。

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