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美術センスでITとビジネスの隔たりを埋めるデータアーティストとは(後)

2018/10/12

Sharon Florentine CIO

 世界で最も有名なデータアーティストは、シャルル・ジョゼフ・ミナールと言えよう。兵士の人数、経路、温度、地勢など、いくつかのデータセットを組み合わせて、1812年のナポレオンのロシア遠征を視覚化した図を1869年に制作した人物だ。ナポレオンのロシア遠征自体は悲惨な結果となったが、ミナールが制作した図は、今でも「統計的な図表として史上屈指の1枚」と評されている。

前回から続く)

データアーティストのスキル

Credit:Thom Masat modified by IDG Comm.

 データアーティストは独自のスキルを兼ね備えているとLangseth氏は言う。プログラマーでもあり、データサイエンティストでもあり、ビジュアルデザイナーでもある。コンピューターサイエンスやプログラミングのスキルが必要なのは、データを視覚的に描画するためだ。データサイエンスのスキルが必要なのは、関連するデータを見極め、正しく配置するためだ。ビジュアルデザインやクリエイティブのスキルが必要なのは、簡単に理解できる画像としてデータを表現するためだ。

 「ハイブリッドな職であり、こうしたスキルをすべて備えている必要がある。この仕事で主に使う言語の1つはJavaScriptだが、独自のビジュアルのデザインに役立つオープンソースのツールも利用する。データサイエンティストとも連携を密にする必要があることから、データを扱う能力も鍵を握る。さらに、教育心理学も多少は関係する。人間の視覚処理能力や、人間が情報を理解する方法について分かっている必要があるからだ」

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