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ブロックチェーン送金ネットワーク、銀行での実利用は進むか(後)

2018/10/18

Lucas Mearian Computerworld

 最近鳴り物入りで盛んに打ち出されているB2Bの電子送金プラットフォームは、ブロックチェーンを基盤とするものが多く、海外送金や決済にかかる時間を従来の数日から数秒に短縮できるとうたっている。だが、こうしたプラットフォームを実際の業務に利用している銀行はまだ少ない。

前回から続く)

銀行の実利用が進まない理由は

 GartnerのChesini氏は言う。「Rippleや参加銀行について、当事者たちがメディアで盛んにはやし立てる発表を数多く目にする。しかし、こうした銀行が実環境のメインの業務手段として実際に利用しているわけではない。実環境ではごく限られたパイロットテストが行われただけだ。さらに言えば、Rippleのプラットフォームが備えているメッセージング機能は使っているが、XRPは使っていない」

 「銀行が慎重であるのには、いくつかの意味合いがある。例えば、オープンな市場形成を指向するエコシステムへのシフトに伴って、外国為替業務のカニバリゼーションが生じる可能性。あるいは、Ripple XRPのように、最初の時点でマイニング済みで一元的に供給されている新しい資産クラスの導入に伴うリスクの可能性だ。ブロックチェーンベースの新しいインフラのレールをメッセージング用として使うことは、従来型のコルレス銀行サービスの置き換えを考えている銀行にとっては、明確なビジネスケースはない。また、こうしたプラットフォームの斬新さや、国際送金などのミッションクリティカルな業務での利用について成熟していないことも、指摘に値する」

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