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サプライチェーンマネジメントの参照モデル「SCOR」とは(前)

2018/10/30

Sarah K. White CIO

 サプライチェーンのプロセスの維持管理や、その有効性および効率性の評価で役立つのが、SCOR(Supply Chain Operations Reference)モデルだ。複雑なサプライチェーンマネジメントのプロセスを標準化して、その成果を定量的に把握するためのモデルである。

Credit:Thinkstock

 サプライチェーンマネジメントは、ハードウエアやソフトウエアをはじめとするさまざまなプロダクトやサービスを売買する企業にとって重要だ。サプライチェーンには、顧客、取引先、他企業とのモノの流れに関係するあらゆる要素が含まれる。サプライチェーンは、一度確立すればあとはノータッチという性質のものではない。ビジネスの効率性と生産性を維持できるように、定期的な評価が必要だ。

 サプライチェーンのプロセスの維持管理や、その有効性および効率性の評価で役立つのが、SCOR(Supply Chain Operations Reference)モデルだ。複雑なサプライチェーンマネジメントのプロセスを標準化して、その成果を定量的に把握するためのモデルである。あらゆるサプライチェーンプロセスに適用できる共通の定義を使って、どの業種にも適合できるようにデザインされており、サプライチェーンプロセスの成熟度や、ビジネス目標との適合度を判断できる。

SCOR 12.0

 SCORはもともと、米コンサルティング会社PRTMなどが設立した団体Supply-Chain Councilが1996年に策定した。現在、Supply-Chain Councilは米団体APICSの傘下にある。SCORの最新バージョンは、2017年リリースの12.0だ。

 APICSによると、SCOR 12.0は、サプライチェーンの成功につながる新たな要素を取り入れたとのことだ。具体的には、オムニチャネル、メタデータ、ブロックチェーンなどのトピックをカバーしたこと、最新のベストプラクティスやプロセスでデジタル戦略との適合性を高めたこと、ピープル(人材)のスキルやトレーニングの更新、Global Reporting Initiative(GRI)のサステナビリティ標準への対応などを挙げている。

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