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サプライチェーンマネジメントの参照モデル「SCOR」とは(後)

2018/11/01

Sarah K. White CIO

 サプライチェーンのプロセスの維持管理や、その有効性および効率性の評価で役立つのが、SCOR(Supply Chain Operations Reference)モデルだ。複雑なサプライチェーンマネジメントのプロセスを標準化して、その成果を定量的に把握するためのモデルである。

前回から続く)

メトリクスとパフォーマンス測定

Credit:IBM, Maersk

 サプライチェーンのパフォーマンスを測定するメトリクスは、レベル1~3に階層化されている。パフォーマンス測定のメトリクスを標準化することで、業務、規模、業界などが異なる企業同士の比較が可能になる。

 メトリクスは250以上あり、信頼性、応答性、俊敏性、コスト、資産効率という5つのパフォーマンス属性に分類される。これらを使って、サプライチェーン戦略の要件を明確にし、最上位の水準が求められる属性と、平均的な水準でよい属性とを探る。

 レベル1~3の概略は次のとおり。

  • レベル1:地域、セグメント、プロダクトなどを含む適用範囲の定義を扱う。このレベルの主眼は、6つの主要なマネジメントプロセス(計画、調達、生産、納入、返品、業務管理)にある。このレベルのメトリクスは大局的で、複数のプロセスにわたる。

  • レベル2:地域、セグメント、プロダクトなどにおけるコンフィギュレーションを扱う。このレベルには、レベル1と親子関係にあたる下位のカテゴリーが含まれる。

  • レベル3:さらに細分化したプロセスエレメントを扱い、主要なビジネス活動を特定する。このレベルの要素は、レベル2のプロセスやサブカテゴリーの下位にあたる。

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