TOPマネジメント > CIOが就任直後に気をつけるべき10カ条(後)

マネジメント

CIOが就任直後に気をつけるべき10カ条(後)

2017/11/01

Clint Boulton CIO

10:基盤を強化し期待を調整する

 ビジネスリーダーが新任のCIOに期待しているのは、IT部門の文化を刷新し、またその過程で人材に新たな活力を与えて、戦略に照準を合わせるようにすることだとKark氏は言う。だが、実際には、問題が生じているIT環境の修正対応にすぐにあたることを余儀なくされる場合もある。

 小売業界のあるグローバル企業では、IT人材の再活性化と、IT部門の新しい戦略的ビジョンの確立を目的として、CIOを新たに採用した。しかし、就任からわずか数日後に、この会社のPOSシステムで大規模な障害が発生し、ビジネスに甚大な影響が生じた。Kark氏によると、CIOの中には、問題解決のために、週70時間の仕事を半年にわたって続ける人も珍しくない。主要な人材を選び出し、自分の代理を務めさせることで、問題解決に要する時間を効率化するとよい。その結果、CIOの時間が空いて、戦略の確立に入るまでの期間を短縮できる。

まとめ

 結局のところ、企業が求めるCIOは、優秀な人材を導き、鍛え上げ、デジタル戦略を推進できる人物である。CIOと最高執行責任者(COO)、さらに最高デジタル責任者(CDO)を1つにまとめたような役割を求められることが多い。「技術的な能力があることは大前提だ。企業が本当に探しているのは、企業文化に適合し、刺激を与えられるリーダーシップで変化を促せる人物だ」とKark氏は述べている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

↑ページ先頭へ