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モバイルの未来を考える正しい問いの立て方は(前)

2017/10/31

Thornton May Computerworld

トレーニングに関する問い

 道具を使える生き物は人間以外にもいるし、道具を作る生き物だっている。だが、人間は道具をとことん多用する。問題は、果たして道具にきちんと精通しているのかどうかだ。例えば、火は強力な道具だ。上手に使えば、肉を焼いたり、冬の寒さをしのいだりできる。だが下手に使えば、家を全焼させてしまう。同じことは、技術的な道具のほとんどに関して言える。良いも悪いも使い方次第だ。米ハーバードビジネススクール卒で、Fortune 500企業の最高情報責任者(CIO)を務めている友人がこう言っていた。熟練した大工が電動工具を使えば、精巧な家屋や家具を作り上げられるが、自分が電動工具を使えば、怪我をして救急車で運ばれるのがオチだと。現在の経済では、道具を作るのに、億単位、ひょっとすると兆単位の資金を投じている。だが、道具の適切な使い方を勤労者や市民にトレーニングし教育するという部分に関しては、果たして十分な資金を投じているのだろうか。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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