TOPIndustries > AIのスキルギャップ、中国は解決策を見出すか(前)

Industries

AIのスキルギャップ、中国は解決策を見出すか(前)

2018/11/06

Tom Macaulay Computerworld UK

 中国はAI超大国へと急速にのし上がった。だが、その成長を築き上げている企業各社も、各国のライバル企業と同じように、人材探しには苦労している。

Credit:Etereuti

 英Times Higher Educationの推計によると、AIに関する研究論文の発表数では、中国は他国の2倍以上だ。一方、米Linkedinのデータによれば、AIの仕事に従事している人の数では、中国は7位にとどまっている。

 中国のビジネス特化型SNS「Maimai(脉脉)」がAI人材を分析した結果によると、筆者が住む英国と同様に、人材の不均等な分布という問題が中国にもある。

 中国で人材が最も多い都市は北京で、実に60%が集中している。これに続く杭州、上海、深センは、それぞれ10%程度にとどまる。これ以外の都市は、いずれも2%未満だ。

 こうした不均衡は、人材を送り出す側の学校に関しても見られる。AI人材の育成で先頭を行く大学はハルビン工業大学と北京郵電大学で、少し後を清華大学と北京大学が続く。

 この問題は、新興のスタートアップ企業のほか、地位を確立した大手企業にも波及する。例えば、深センに本社を置くHuawei Technologiesもその1つだ。携帯電話や通信機器で中国最大のメーカーである。

 Huaweiの輪番会長、Eric Xu氏は、AI人材の分布はパレート図の形状だと考えている。ごく一握りの社員が、主要なビジネス価値を創出する。そこで企業は成長のために、傑出した人材が生み出すイノベーションに頼っている。つまり、ブレークスルーを起こせる人材は引く手あまただ。

↑ページ先頭へ