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セルフサービスBIの5つの落とし穴(中)

2017/11/15

Thor Olavsrud CIO

 「Yahoo!が採用していたのはこのモデルだった。それぞれの業務部門の中にITチームとデータチームを配置していた。だがその部分で、さまざまなツールやプラットフォーム、あるいはデータの格納方法が乱立していた。非常にコストがかかり、とてつもなく複雑になっていた」とMariani氏は言う。

 そこでYahoo!は、業務部門がBIツールからアクセスできる一元的なデータサービスをアナリティクスチームが構築した。「一元的なデータサービスは、分散型のモデルに比べて、ビジネスに極めて大きな価値をもたらした」

3.データセキュリティに影響が及ぶ

 業務部門が自前のデータマートを自ら管理すると、会社全体としてデータのセキュリティを統制できなくなる。会社全体でデータの増殖が生じがちだ。ノートパソコンなどのデバイスのスプレッドシートやBIツールに、機密性のある業務データが残ることも考えられる。データのコピーのありかを会社として把握することはもはや不可能になるかもしれない。データの作成や来歴が大きな問題となり得る。

 「データの統制を失うということは、セキュリティも失うことになる。透過的データ暗号化(TDE:Transparent Data Encryption)のファイルがノートパソコン上に存在し、核となるデータ資産が会社全体に分散し、セキュリティ保護の方法がない」(Mariani氏)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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