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大規模開発に適した言語、TypeScriptとは何か(前)

2017/11/28

Jon Udell InfoWorld

TypeScriptの第一歩は簡単

 TypeScriptは、JavaScriptのスーパーセットであり、型付けが可能なJavaScriptだ。既存のJavaScriptのコードはTypeScriptとしても有効なので、TypeScriptのコンパイラやTypeScript対応ツールを使い始めるには、ファイル名の拡張子を「.js」から「.ts」に変えるだけでよい。

 これは第一歩を踏み出す良い方法となる。自分のコードに型アノテーションを一切加えていない段階でも、TypeScriptは直ちに効果を発揮し得る。その時に役立つのが、型定義の情報を集約しているDefinitelyTyped(definitelytyped.org)だ。ここには、jQuery、Angular、Bootstrapをはじめ、数々のJavaScriptライブラリの型定義ファイルが集められている。TypeScriptに対応したツールは、こうした型定義ファイルを使って、当該のライブラリをインポートするTypeScriptプログラムに型認識を適用する。

 同じような型認識は、JavaScriptのコアライブラリやブラウザのDOM(Document Object Model)に対しても、可搬性がある形で利用できる。可搬性がある理由は、TypeScriptはTypeScriptで作成されていること、あらゆるプラットフォームのJavaScript仮想マシンをターゲットにしていること、コンパイラだけでなく、コード補完などのインテリジェント機能をサポートする言語サービスを提供していることだ。

 こうした言語サービスを利用しているツールには、Visual Studioのほか、WebStorm、Eclipse、Sublime Textなどがある。また、「TypeScript Playground」というインタラクティブなWebページには、入力補完、パラメータとその型の入力要求、型エラーの警告などの機能がある。

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