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2019年のサイバーセキュリティの動向、9つの予測(上)

2018/12/10

CSO編集部

1:ランサムウエアの数は減るが被害は続く

 犯罪者がランサムウエア以外の手段による金銭獲得へと軸足を移す中、ランサムウエアは減っていく見通しだ。「ランサムウエアは今後も問題を引き起こすが、これまでより狙いを絞った標的型攻撃になっていく」と、CSOのシニアスタッフライター、Steve Raganは述べている。ロシアKasperskyの調査結果によると、2017年4月~2018年3月にランサムウエアに遭遇したユーザーの数は、前年の同期間に比べて30%近く減った。

 「無差別攻撃が減り、標的型攻撃が大きなニュースになった」とRaganは言う。例えば、米Symantecによると、ランサムウエア「SamSam」は、地方自治体やヘルスケア企業などを中心として、比較的少数の米国の組織を標的としている。

 ランサムウエアの数が減っているのは、犯罪者にとってクリプトジャッキングなどの方が金もうけの手段として効果的だからだ。出来合いのクリプトマイニングツールが数多くあり、クオリティも高い。技術的なスキルがあまりない人でも犯行に及ぶことができる。実際、Kasperskyの調査結果によると、2017年4月~2018年3月にクリプトマイニングに遭遇したユーザーの数は、前年の同期間に比べて44.5%増えた。

 CSOの寄稿執筆者、David Stromは言う。「2019年も、隠れたマイニングツールは増え続ける。マルウエア開発者はこうしたツールを利用して企業を襲う。マルウエアに感染させれば手っ取り早く稼ぎが得られるという状況が続く限り、クリプトマイニングは今後も脅威であり続ける」

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