都道府県CIOフォーラムは、第12回春季会合を2月3日・4日の2日間にわたって東京都内で開催した。初日のテーマは、システム構築が佳境を迎えるマイナンバー。中間サーバーと宛名システムの整備を中心に議論が交わされた。2日めは、テレワークの推進に関して、先行自治体から運用面のメリットと課題に関して報告があった。さらに、マイナンバーが運用されるクラウド環境でのサイバーセキュリティ対策について意見が交わされた。冒頭の議事では会長・副会長の改選を行い、4月からの新会長として秋田県ICT戦略推進監(CIO 補佐官)の寺尾勇氏を選出した。

(構成:本間 康裕=日経コンピュータ、写真:新関 雅士)

目次

ディスカッション1
中間サーバーと宛名システム整備は間に合うか
 
ディスカッション1-2
医療ID=マイナンバーになる?
 
ディスカッション2
モバイル・テレワークを定着させる方法
 
ディスカッション3
マイナンバーのセキュリティーをもう一度考える
 

■「都道府県CIOフォーラム 第12回春季会合」
プログラム
2015年2月3日(火) 初日
時間 内容
13:40~14:00 Opening Networking(名刺交換、展示コーナーご案内)
14:00~14:10 会長挨拶
都道府県CIOフォーラム会長 佐賀県CIO 森本 登志男氏
14:10~14:30 議事(次期役員・運営委員の選任ほか)
14:30~15:10 特別講演
「マイナンバー活用がもたらす住民メリットと展望 ――課題と対応策」
慶応義塾大学 政策・メディア研究科 教授 金子 郁容氏
15:10~15:35 (25分休憩)
15:35~17:35 ディスカッション1
「中間サーバーと宛名システムの整備--課題と対応策」
【講演】「マイナンバー制度導入に伴う地方公共団体の対応等について」
総務省 自治行政局 住民制度課長 篠原 俊博氏
【講演】「地方公共団体の中間サーバーの整備等について」
総務省 大臣官房企画課 個人番号企画室長 望月 明雄氏
【報告】「マイナンバー対応のための住民情報連携基盤システムの構築」
中野区 区民サービス管理部 副参事(情報システム担当) 平田 祐子氏
+ディスカッション[財政措置、仕様、調達手順、共同化、データ整理、国・市町村との連携など]
17:35~18:05 協賛社セッション
シマンテック/ヴイエムウェア
18:20~19:20 Reception(情報交換会)
2015年2月4日(水) 2日目
9:00~9:20 Opening Networking(展示コーナーご案内)
9:20~9:25 初日の総括
都道府県CIOフォーラム会長 佐賀県CIO 森本 登志男氏
9:25~11:20 ディスカッション2
「モバイルワーク/テレワークによるワークスタイル変革」
【講演】「国家公務員のテレワークの推進について」
内閣官房 IT総合戦略室 内閣参事官 市川 類氏
【報告】「神奈川県のスマート県庁改革」
神奈川県 CIO 根本 昌彦氏
【報告】「ワークスタイル変革の現況と課題」
佐賀県 CIO 森本 登志男氏
+ディスカッション[端末環境、セキュリティ確保、システム基盤整備、システム評価、勤怠管理]
11:20~11:45 (25分休憩)
11:45~12:15 協賛社セッション
ブルーコートシステムズ/シトリックス・システムズ・ジャパン
12:25~13:20 Lunch(情報交換会)
13:30~15:20 ディスカッション3
「クラウド/マイナンバー環境のサイバーセキュリティ再考」
【講演】「国・自治体・重要社会基盤に迫るサイバーセキュリティの脅威と対策」
内閣官房サイバーセキュリティ補佐官/東京電機大学未来科学部教授 佐々木 良一氏
【講演】「マイナンバー制度の導入に伴う自治体システムでの情報セキュリティ」
特定個人情報保護委員会 委員/東京工科大学コンピュータサイエンス学部教授 手塚 悟氏
+ディスカッション[クラウド化/仮想化/リモートアクセス環境のセキュリティ、PIAに関わるセキュリティ]
15:20~15:30 総括&閉会の挨拶

都道府県CIOフォーラムとは
都道府県および関係団体のCIO(情報化統括責任者)または情報化推進担当責任者で構成する任意団体。相互の情報共有や民間IT企業も含めた意見交換を通じて、IT施策の推進に寄与することを目的に2003年8月26日に設立された。「日経BPガバメントテクノロジー」が事務局を務めている。

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