総合運用テストに関して山口氏は、「国から示された方針や計画を基に、埼玉県版実施計画書を策定し、庁内の進捗管理や市町村支援に活用している」と説明。具体的には、90の準備工程作業を、WBS▼注2)に落とし込んで管理している。

 市町村に対しては、「スケジュールや仕様書、実施手順の提供をはじめ、他県や他市町村との調整・連絡窓口の設置、テストの進捗管理と実施支援、統合宛名システム端末の操作研修などの支援を予定している」(山口氏)。

 また、テストの組み合わせ、同県版総合運用テスト実施計画書、テストの準備手順・仕様書・実施手順(いずれもサンプル)も提示する。山口氏は、「テスト進捗の確認や、今後の国の機関とのテストの遅延防止など、庁内と市町村の進捗状況を管理しなければならない」と気を引き締めていた。

都道府県CIOフォーラム第14回年次総会の様子。奈良市の「ホテル日航奈良」で開催。右上円内は、会場を訪れた奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」
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▼注2) WBS
Work Breakdown Structureの略。プロジェクトマネジメントの一手法で、細かい作業構成に分割して図式化する。作業分解図とも呼ばれる。