世の中の認知度向上が後押し

目に見えないだけに、「ナノイー X」の効果測定はしにくい。だがパナソニックが群馬県立産業技術センターに依頼した試験では、「ナノイー X」搭載ショーケースが、商品陳列棚に付着した指標菌を48時間後に99%以上除菌するとの結果が出た。

※数値は、実使用環境での実証効果ではありません。(設置環境、使用状況により異なります)

商品陳列棚に付着した指標菌を「ナノイー X」搭載ショーケースが48時間後に99%以上除菌することに成功
※数値は、実使用環境での実証効果ではありません。(設置環境、使用状況により異なります)

「今は皆さんマスク生活のため、花粉などのアレル物質抑制効果もはっきりとは分かりません。菌の抑制に関しても1年先、2年先に効果が現れると思っています。ただし、組合員をはじめとするお客様や従業員からもネガティブな意見が一切出てきていないのは事実です。導入したことによってお客様の安心材料となり、従業員が気持ちよく働けることが現時点での成果と言えるでしょう」(松本氏)

ほぼ時を同じくして、兵庫県神戸市の「コープこうべ」でも「ナノイー X」搭載ショーケースを導入。それ以外にも他地域の生協から効果に関する問い合わせがあった。佐崎氏は「こういう時代ですから、店舗からの関心が高いと感じています」と述べ、こう付け加えた。

「日常生活でも『ナノイー X』は浸透し始めています。エアコンや空気清浄機、最近では車にも多く搭載されていますよね。ブランドの認知力は高いので、『ナノイー X』が入っているならあのスーパーに行ってみたい、となるのもさほど時間がかからないのではないでしょうか」(佐崎氏)

ショーケースの上部には「ナノイー X」搭載の旨を記したシールを貼付

コープやまぐちでは今後新規出店を計画しており、そこでも「ナノイー X」搭載ショーケースを採用する予定だ。「せっかく良い製品を入れているのに周知が不足していると言われたので、次は開店当初から大々的にアピールしていきたい。佐崎が言うように、より世の中に『ナノイー X』が普及して、生活のあらゆる中で役立つ場面が増えれば皆さんに納得してもらえるはずです」と松本氏は語る。

これを受け稲田氏は「ショーケースでは『ナノイー X』発生装置を後付け可能なオプションもありますので、今回の事例を機に既存店に展開できる余地も十分にあります。さらに食品工場やセントラルキッチンなど、コールドチェーン全体に拡大していくことをめざしています」と、次なる可能性を示した。最近では従来の枠組みを超え、コインランドリー、真空包装機、タクシー、エレベーターなどに採用されている「ナノイー X」だけに、その効果が見込める事例はまだたくさんあるに違いない。これぞ、どこにでも馴染む微粒子イオンならではのワザである。