パートナーと幸せな人生を歩めるように支援したい

豊嶋:AIを使ったナビゲーションによって、1カ月以内におけるデートへの進展率は、使っていない場合の4倍に当たる32.8%に高まります。デートに誘った場合の受諾率も、使っていない場合の8倍に当たる88.0%になりました。

先ほど「当人同士のすれ違いは、他者が間に入れば解決しうる」というお話をしましたが、当社はそれをAIで実現しているところが高い成果を上げている要因だと考えています。AIのアドバイスはデータに基づいた客観的なものなので、ユーザーは受け入れやすい傾向があります。人に相談した場合、その相手に対する信用度や人間関係の性質によって、アドバイスを受け入れるかどうかが左右されることがありますので。

──Aillはユーザーをどの段階まで支援するのですか。

豊嶋:交際が始まったら「卒業」していただく、つまりアプリは使っていただく必要はなくなる、という形です。交際後のフォローについては今後取り組むべきテーマと考えています。ユーザーの本来の目的は、ただ付き合って結婚するだけでなく、その後幸せな人生を歩むことであるはずですから。

一般的に、独身の男女は結婚という目標にフォーカスすると、表面的な条件ばかりに目が向きがちです。けれども、パートナーと幸せな人生を歩むことをゴールに設定すれば、また違った見方が出てくるはずです。結婚後も幸せに過ごしていただくことを見据えるのであれば、離婚を避けるという観点からどういう相手を選ぶべきか、あるいは交際までにどういったコミュニケーションを取るべきかといったことも考慮すべきであると思います。

今、多くの独身の方々は、相手に対して「この人は安心できる人かどうか」を確かめたいという気持ちが先に立ち、結局恋愛にまで至らない状況にあります。そういった皆さんの不安を解消し、安心して交際相手を探せるようなサービスにしていきたいと考えています。