田村淳さんがさまざまな業界の第一人者と未来のテクノロジーを語る連載企画、今回のテーマは「未来のヘルスケア」。対談の相手は、健康課題をテクノロジーで解決するFiNC Technologies創業者で、今年5月にウェルビーイング領域に特化したファンド「WEIN挑戦者FUND」を立ち上げた溝口勇児さん。実は田村さんと溝口さんは旧知の間柄。ヘルスケア業界のテクノロジーがどのような社会を作っていくのか、興味津々の田村さんは溝口さんが語る未来像に聞き入っていました。

田村 溝口君と最初に会ったのは、僕とSHOWROOMの前田裕二君が何年か前のクリスマスにやった飲み会だったよね。そのとき、前田くんとお互い「普段、相手が会えないような人を連れてこよう」と決めて、僕はTENGAの松本光一さんを連れていって。アダルトグッズの革命児ね(笑)。それで、前田くんが溝口くんを連れてきた。ほかにもいろいろな人が参加して、ちょっとした異業種交流会みたいな感じで。そこで溝口くんと初めて話をして、先見性のある考え方とか、僕のやっていることについての意見とか、自分の言葉で端的に説明できる聡明さにすごく感銘を受けたな。

溝口 TENGAの松本さん、お会いする前はひょっとして怖い人だったりするのかなと思ったんですが、実際はすごく良い人で。毎年お歳暮に「お典雅」っていうギフトを贈ってくれるんですよ。いつも秘書が勝手に開けちゃうんですけど、アダルトグッズがいっぱい入っているから若干気まずい思いをして(笑)

田村 でも、あれはすごく実りのある会だったね。実際にそこにいた人たち同士で化学反応みたいなものが起きて、いくつか新しいビジネスも生まれたし、僕も溝口くんとも親しくさせてもらえるようになったしね。それで今回はそんな溝口くんに“ヘルスケアの未来”について話を聞いてみたいと思って、お呼びさせてもらいました。

溝口 ありがとうございます。まず、ヘルスケアはこれから間違いなく大きく変わっていく分野だと思います。これまでは健康管理に気をつけようとしても、すごく手間がかかったり、コストが高かったり、そもそも楽しくなかったりして、なかなかやろうと思っても簡単にできることじゃなかったですよね。でも、これからはそういった問題が解決して、気軽に多くの人たちが積極的に適切な健康管理をできる時代が来ると考えています。