メガソーラー(大規模太陽光発電所)を単なる「売電事業」だけでなく、ほかの価値を見出そうとする動きがでてきた。「太陽光」という地域の資源を活用することから、常に「地元への貢献」が課題になるが、いかに地域活性化につなげるかという視点で、さまざま手法が出てきた。一方、ドイツでは、再生可能エネルギー由来電力の買取価格が下がるにつれ、太陽光発電の電気を売電するより、自家消費する方向に変わってきた。メガソーラーを電力システムのなかで、どのように位置づけるか、国内外で試行錯誤が始まっている。
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- ガス発電機を併設した島田市のメガソーラー <第11回>LPGタンク備え、災害時に10日間、電力を供給 [2015年02月04日]
- 再エネ比率30%を目指す藤沢のスマートタウン <第10回>「コミュニティソーラー」で非常時対応 [2015年01月21日]
- <第9回>淡路島に竣工した関西最大のメガソーラー 充実した見学施設で、島外からも見学者を呼び込む [2015年01月14日]
- <第8回>営農型太陽光発電で果樹栽培を実践 ブルーベリーの次は、イチジクに挑戦 [2015年01月07日]
- <第7回>熊本県山都町の限界集落をメガソーラーで活性化 観光農園や農産物ブランド化を目指す [2014年12月25日]
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