メガソーラー(大規模太陽光発電所)が続々と立ち上がり、その運用や保守の効率化が課題になってきた。「太陽光発電システムは、可動部がなく保守に手間がかからない」と言われてきた。だが、実際に発電を始めると、草取りやパネルの清掃、点検など、定期的に人手が必要なO&M(運用・保守)業務も多い。膨大なパネルを並べるメガソーラーの場合、その手間やコストもばかにならない。また、屋根上など人手に頼れない危険な場所へのパネル設置も増えている。今特集では、こうしたニーズを見据えたロボット開発の最前線を追う。
記事一覧
- 基礎近くや太陽光パネル下にも強い、果樹園向け乗用型草刈機に脚光 構造物への高い接近性が太陽光発電所の除草にも奏功 [2019年05月22日]
- 20MWのパネルを2日で撮影し分析完了、ここまで来たドローン点検の現場 AI活用で2MWあたり分析時間はわずか「3分」 [2019年05月09日]
- 土木のドローン技術を、太陽光パネル点検に持ち込む滋賀のゼネコン CISパネルにも挑む [2019年02月20日]
- 「高さ40cmの架台下も刈れる」、電動を生かしたリモコン型草刈機 除雪機での電動化の実績を生かす [2019年01月23日]
- ロボットが「草を踏んで」抑制、太陽光の雑草対策に新手法 「けもの道」にヒント、自律走行時の転圧で一定の草丈に [2019年01月10日]
- 国内初、ルンバのように自律走行する「ロボット草刈機」 斜面や丈の高い雑草、基礎の横も刈れるように工夫 [2018年12月06日]
- 「太陽光パネルの下も刈れます」、乗用型草刈機の需要増で専用機も 自動走行機の開発も進む [2018年09月26日]
- 斜面に強く、自在に走れるラジコン型草刈機、太陽光で活用 乗用型では難しい急な斜面も、安全で高効率に除草 [2018年08月01日]
- 空撮画像の分析も自動化、「誰でもできるドローン点検」目指す 2MWのメガソーラーでは「分析時間3分」に [2018年07月20日]
- ドローンによる「3次元測量」、木で覆われた土地形状をデータ化 林地を活用した大規模な太陽光開発を効率化 [2018年03月01日]
- 「ドローン点検」でメガソーラーの不具合をその場で次々と発見! 不良パネルの特定からメーカーとの交渉代行まで一貫サービス [2018年02月01日]
- 太陽光発電所も「ルンバ」のような除草でサッパリ!自律ロボットを活用 芝刈り用機種を応用し、無人でこまめな草刈りを実現 [2018年01月17日]
- 「ラジコン型草刈機」でメガソーラーを除草、イタリア製の機種を採用 高速道路の法面など広範囲を効率的に除草、60度の斜面に対応 [2017年12月14日]
- 10MW超向けの大型機も開発、中東やインド狙う太陽光パネル清掃ロボット 高速化、大型化、灼熱地に対応した改良型も [2017年11月30日]
- 国内最大・六ヶ所村の115MWも点検、綜合警備保障の太陽光向けドローン 全国で拠点を拡充、需要の拡大に応じる体制を整備 [2017年07月12日]
- ブラシを使わず「非接触」でパネルの汚れを除去 1MWあたり50万円で洗浄サービス [2017年04月27日]
- 徳島県、「ドローンと人手の差」を検証、メガソーラーの定期点検で 撮影角度が発見しやすさに影響、コストも評価 [2017年03月16日]
- 大手電力や消防も活用する「太陽光向けドローン」の老舗、フカデン 井桁構造の機体で軽量化、飛行時間と着地の安定性を向上 [2016年11月30日]
- 傾斜に強く、人の背より高い雑草も刈り込める4駆の草刈機 現地での実演を繰り返し、太陽光発電所向けに改良 [2016年11月03日]
- ゴーカート感覚の草刈機、三交不動産がメガソーラーで活用 自作のカバーで石の飛散を防止 [2016年08月17日]
< 前ページ