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<第9回>淡路島に竣工した関西最大のメガソーラー

充実した見学施設で、島外からも見学者を呼び込む

2015/01/14 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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 神戸市から明石海峡大橋を渡って、最初のインターチェンジである淡路ICを降りて約7分。丘陵の林間を直進すると、「淡路貴船太陽光発電所」と書かれた案内板が出てくる。案内板には、太陽をモチーフにした発電所独自のキャラクターもある(図1)。稼働済みのサイトとしては、関西で最大規模となるメガソーラー(大規模太陽光発電所)だ。

図1●発電所の案内板とキャラクター(出所:日経BP)
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 港湾土木工事の寄神建設(神戸市兵庫区)グループが、淡路島の南端、兵庫県淡路市野島貴船に建設し、2014年12月1日に開所式が開かれ営業運転を始めた。電力系統に連系するパワーコンディショナー(PCS)の定格出力は30MW、設置した太陽光パネルの出力は34.7MWに達する。

 事業主体は、寄神建設の出資による事業目的会社、淡路貴船太陽光発電所(兵庫県淡路市)となる。事業地は、1973年から96年まで23年間、阪神港湾の埋め立て用の土を供給してきた土取り地だった。寄神建設が土を採取し、神戸ポートアイランドや関西国際空港などの建設現場に供給してきた。運搬した土の量は、トータルで4100万m3、甲子園球場68杯分に達するという。淡路貴船太陽光発電所は、約67haの土取り跡地を有効利用し、約40haに太陽光パネルを設置した(図2)。

図2●展望台から見下ろした発電所の風景(出所:日経BP)
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