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太陽光パネルの設置角を年間に6回、人手で変える(page 4)

<第4回>可動式架台を独自に開発、雪国の不利を克服

2015/03/04 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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3人が1日で1MW分の設置角度を変更

 理想的には、2軸方式の追尾型架台を電動で動かし、時々刻々と太陽の動きを追うのが理想的というが、費用対効果の点で、現実的ではない。そこで、1軸方式で設置角を変えられる架台を使い、季節に応じて、人手で角度を変える、という方式に行き着いた。

 可動式架台は、汎用の単管パイプを組み合わせ、稼働部分は、「自在クランプ」というジョイントを使って独自に開発した(図7)。パネルを縦向きに6枚セットに固定したアレイを作り、それを支える3本の単管パイプを固定する位置をずらすことで、角度が変わるようにした(図8)。2人でパネルを支えながら、1人がジョイントを固定するという手順で進める。3人一組のチームで延べ約1日あれば、1MW分のパネルの角度を変えられるという。「実際には、ほかの建設の仕事の合間をうまく使いながら、数日かけて、すべての角度を変えるようにしている」(高山社長)という。

図7●稼働部分は「自在クランプ」というジョイントを使った(出所:日経BP)
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図8●パネル裏の支柱を固定する場所をずらすことで設置角を変える。固定する個所に目印を付けた(出所:日経BP)
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