探訪

豪雪に備える北陸最大のメガソーラー(page 3)

東京都の官民連携インフラファンドが出資

2015/04/28 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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東京都が北陸のメガソーラーに出資

 官民連携インフラファンドは、社会資本投資における長期的かつ安定的な資金循環システムの構築に、都が先導的な役割を果たすことを目指して始まった(図3)。電力の安定供給と再生可能エネルギー促進に寄与する事業に都が出資し、それを呼び水に民間資金を促す。ファンドは2つからなり、そのうちの1つが「スパークス・グリーンインフラファンド」(スパークス・官民連携グリーンエナジー投資事業有限責任組合)で、東京都が15億円、その他の投資家が73億円を出資し、総額88億円の規模を持つ。スパークス・グループ子会社のスパークス・アセット・マネジメントが、都から運用委託を受けている。

図3●官民連携インフラファンドの投融資案件。赤字は2014年6月公表分を示す(出所:2014年6月東京都発表資料)
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 北陸地域は、日照条件で見れば、相対的に太陽光発電の適地とは言えない。九州のように大手のメガソーラー開発企業が殺到するという状況ではない。実際、今回の公募に企画提案を出したのは2件だけだった。スパークス・グループの連合体が選ばれたのは、発電量の多い事業計画に裏打ちされた、相対的に高い土地貸付希望額(年額50円/m2)が評価されたからだ。もう1件の提案内容は、同15円/m2だった。提案力と資金力のある官民連携インフラファンドの果たす役割は大きい。

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