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「浮島」と「扇島」、東電の2メガソーラーで発電量に明暗、パネルの現地点検も実施(page 5)

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2019/07/09 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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破損パネルを「PVテストカー」で検査

 浮島と扇島のメガソーラーでは最近、太陽光パネルの状態を現地で調査した。目視点検で見つかった、破損している太陽光パネルを対象に、I-V(電流-電圧)特性の測定と、EL(エレクトロルミネセンス)検査を実施した(図6)。

図6●扇島のメガソーラーにおける点検時の様子
(出所:アドラーソーラーワークス)
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 この2つの検査は、横浜環境デザイン(横浜市)グループのアドラーソーラーワークス(横浜市)が受託した。同社は、O&M(運営・保守)サービスや太陽光発電所の技術的なデューデリジェンスを手がけている。

 現地でのI-V特性の測定やEL検査は、ドイツ製の「PVテストカー」を使って実施した。I-V特性の測定では、ストリングごとの出力特性を評価する。EL検査では、太陽光パネルのセル(発電素子)に生じているマイクロクラック(微小な割れ)の有無や状態を評価する(関連コラム:「PVテストカー」がサイト現場でパネルを診断)。

 今回の浮島と扇島のメガソーラーでは、セルに生じているマイクロクラックが、出力にどのように影響しているかを確認することが主な目的だった。

 扇島のメガソーラーではさらに、太陽光パネルのカバーガラスの汚れが、出力にどの程度、影響しているのか、についても確認した。パネルの洗浄前後の出力を測定した。

 東電HDは、今回の検査結果を、今後のメガソーラーの適切な運用のためのデータとして活用する。

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