探訪

坂の町・五戸に稼働した「坂のメガソーラー」

西向き斜面を活用、管路にネット付け安全に配慮

2019/09/03 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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坂の町の斜面に8.4MW

 青森県南部にある五戸町(ごのへまち)は、JR八戸駅からクルマで30分ほど。人口約1万7000人の農村で、コメやナガイモ、リンゴなど作物のほか牧畜も盛んだ。かつて奥州街道の宿場町として栄え、造り酒屋が2軒あるなど豊かな食文化も息づいている。

 山林に囲まれて平地が少ないため、五戸川を中心に低地に田畑、高台に住居を構えている。このため町内には坂道が多く、「坂のまち・五戸」と呼ばれることもある。

 出力8.4MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「K-SMFL五戸メガソーラーパーク」は、こんな五戸町のほぼ真ん中にあり、「坂のまち」を象徴するように、発電所全体が緩やかな西向き斜面に位置している(図1)。

図1●発電所全体が西向き斜面に位置している
(出所:日経BP)
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 五戸川から約2kmの高台にあるが、豊かな木々に囲まれているため、3万枚もの太陽光パネル群は、主要道からほとんど見えない(図2)。

図2●高台の林間からわずかに太陽光パネルが見える
(出所:日経BP)
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 発電所名に冠している「K-SMFL」は、京セラの頭文字・Kと、三井住友ファイナンス&リースの略称・SMFLをつなげたもの。京セラグループの京セラソーラーコーポレーションと、SMFLが共同で開発した。

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