探訪

30社のパネルが並ぶ「福島空港メガソーラー」の6年、発電量に違いは?(page 2)

年間に1000人もの見学者を受け入れ、「レモン電池」実験も

2019/09/17 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ、
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県内の太陽光産業をサポート

 同県は、東日本大震災に伴う原発事故を機に、「2040年をめどに県内の1次エネルギー需要量の100%以上に相当するエネルギーを再エネから生み出す」という目標を掲げた。こうした再エネ大量導入の目的は、原子力を代替できる温暖化対策に加え、再エネ関連産業で地域経済を活性化することも大きな狙いだ。

 「福島空港メガソーラー」は、県民に対して太陽光発電をPRするとともに、県内で太陽光発電事業や建設事業に取り組む会社をサポートする役割を担っている。さまざまなパネルや架台を取り入れ、特性などを比較・検証しているのもその一環だ。

 同メガソーラーは、4つのエリアからなっている。東芝製の太陽光パネル、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)を設置した「北発電所」(出力500kW)、30社のパネルと田淵電機製小型PCSを配置した「ソーラーパーク」(出力169kW)、フジプレアム製の追尾式太陽光発電システム(22.5kW)とそれを制御するオムロン製PCS、そして「南発電所」(501kW)だ(図2)。

図2●東芝製の太陽光パネル、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)を設置した「北発電所」
(出所:日経BP)
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 このうち30種のパネルを設置した「ソーラーパーク」と追尾式太陽光発電システムは、空港の駐車場に隣接しており、空港の利用者が気軽に見学できるようになっている。駐車場端の東屋から、見下ろすように30種類のパネルを眺められる。発電所の説明と発電量を示す掲示板もある。

 敷地内を巡ると、設置高50cm程度にアレイ(パネルの設置単位)を設置しており、パネルが見やすい。加えて、全30社のパネルごとに社名と方式を表示しているため、それぞれの特徴がよくわかる(図3)(図4)。

図3●30社のパネルごとに社名と方式を表示している
(出所:日経BP)
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図4●化合物半導体型の薄膜パネルも設置した
(出所:日経BP)
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