探訪

千葉に深い傷跡を残した台風15号、翌日の東金市のメガソーラーの状況は?(page 3)

隣地のスギは事前に伐採、倒木による被害を逃れる

2019/10/08 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 周囲には、樹高が数十mに達しているスギの木が林立している。メガソーラーの近くでは、実際に高さ数十mのスギが、バタバタと折れて倒れていた(図3)。風向きの具合で、林の奥に向けて倒木したために、道路の通行には大きく影響しなかったものの、倒れる向きによっては、周囲の被害に繋がってもおかしくない倒れ方だった。

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図3●近隣のスギが軒並み倒れていた
(出所:日経BP)

 「東金ソーラーファーム」では、これまでの強風時の状況から、開発時だけでなく、稼働後にも継続して必要な対策を施していたことから、隣接地を含めた倒木を最小に抑えることができた。

 メガソーラーが稼働をはじめた2016年秋に、今回ほどではないものの、強風を伴う台風が千葉県に上陸した。この時、強風によって、周囲の林で、多くのスギがなぎ倒された。メガソーラー開発に伴う残置森林でも、同じように多くの木がなぎ倒された。

 この時に、倒れた木を調査した。すると、細い樹木が多い上、その多くが赤枯病にかかっていたことがわかった。こうした被害を受けて、行政と相談の上、今後、倒れる可能性の高い木については、事前に伐採していた(図4)。

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図4●以前の台風時の状況から伐採して対策済みだった場所
(出所:日経BP)

 メガソーラーの残地森林についても、倒木の可能性がある木の伐採とともに、新たにマツの苗木を植えることで残地森林の比率を維持していた。

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