探訪

鬼怒川氾濫時も設備の浸水を逃れた、栃木・壬生の川沿いのメガソーラー

自動復旧の失敗を機に、パワコンの遠隔監視を追加

2019/10/22 06:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 栃木県下都賀郡壬生町、思川(おもいがわ)の脇に、太陽光パネル出力が2.43MW、連系出力が1.99MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「大宏壬生太陽光発電所」がある(図1)。

図1●大宏壬生太陽光発電所
(出所:日経BP)
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 メガソーラーが立地している土地はかつて、採石場だった。発電事業者の大宏(栃木県佐野市)は元々、採石事業を営んできた。同社は、この土地での採石を終えるとともに採石事業を売却、跡地の有効活用として、メガソーラーを開発・運営している。

 NECネッツエスアイが、大宏にメガソーラーの開発を提案し、事業化した(2015年2月公開のメガソーラー探訪)。

 NECネッツエスアイは、社名の通りNECグループのシステム構築会社で、国内外の通信・放送関連インフラをはじめ、鉄道や高速道路、電気自動車(EV)の充電システムなど、幅広い分野のシステム構築やO&Mを手掛けている。

 太陽光発電に関しても、コンサルタントからEPC(設計・調達・施工)、O&M(運用・保守)まで一貫したサービスを提供している。太陽光発電所の施工では、国内で施工中を含めて24カ所、合計出力約193MWの実績がある。

 「大宏壬生太陽光発電所」では、2019年10月上旬、ドローン(無人小型飛行体)を使って太陽光パネルを点検した(図2)。発電所の上に飛ばし、赤外線カメラを使ってパネルを上空から撮影する。こうして得た、熱分布画像から、異常が生じている可能性が高いパネルを見つける。

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図2●ドローン点検の様子
(出所:日経BP)

 NECネッツエスアイは、O&Mサービス事業の効率化や、受注先の拡大を目的に、ドローンを使った太陽光パネルの点検サービスを事業化した(関連コラム: AIで解析、報告書まで自動化、IT大手の総合力を生かした太陽光ドローン点検)。2019年6月に、サービスの提供を開始した。

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