探訪

「ヌートリアがかじって短絡」、「池の修繕中の発電は可能?」、加東市の水上太陽光(page 2)

発電量は上ぶれ、台風の襲来にも安全性は良好、接続箱は陸上に

2019/11/19 06:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 最初に設置したのは、一番小さな「新池」に浮かんでいる286枚、太陽光パネル出力71.5kWだった(図2)。これは地上設置型の出力約1.3MWの「加東市屋度太陽光発電所」の増設分だった。「新池」は、地上設置型が並ぶ土地の隣にある。この発電所の買取単価は36円/kWh(税抜き)で、2015年3月に稼働した。

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図2●「新池」の71.5kWは、隣の地上設置型の増設分
(出所:上はコムシスクリエイト、下は日経BP)
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 ここが日本コムシスグループによる水上を活用した太陽光の発電事業、EPCサービス参画への糸口となった(開発経緯を中心とした2016年11月掲載のメガソーラー探訪)。

 「新池」を借りるため、屋度自治会と交渉をはじめたところ、自治会側から、近くにある他の2つの池にも、水上に太陽光発電設備を設置できないか、打診された。

 そこで、打診された「大池」と「更池」の水上も活用し、パネル出力約2MW、連系出力1.5MWの「加東市屋度大池太陽光発電所」を開発した(図3)。大池には5768枚・出力1.442MW、更池には2268枚・出力567kWの太陽光パネルを浮かべた。

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図3●上の「更池」には2268枚、下の「大池」には5768枚の太陽光パネルが浮かぶ
(出所:上はコムシスクリエイト、そのほかは日経BP)

 投資額は約6億円で、買取単価は32円/kWh(税抜き)で関西電力に売電している。発電電力に対して、限度一杯となる85%の力率制御が課せられている。

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