探訪

安平町に川を挟んで175MW、国内最大級の太陽光集積地に

蓄電池併設で65MWを新設、短周期変動の緩和に活用

2019/12/10 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
印刷用ページ

石炭からメガソーラーに

 北海道南西部に位置する安平町は、名馬ディープインパクトを生むなど、サラブレッドの産地として知られる。酪農も盛んで日本における本格的なチーズ工場の発祥の地でもある。明治中期には、夕張炭鉱の石炭を港に運ぶ機関車の中継基地が置かれ、コークス製造工場が操業するなど、石炭産業で重要な役割も担ってきた(図1)。

図1●安平町ではサラブレッドの生産が盛ん
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

 かつて「石炭」で日本のエネルギーを支えてきた安平町が、現在、再生可能エネルギーの最先端地域になりつつある。日本有数の規模を誇るメガソーラー(大規模太陽光発電所)と、その出力変動を抑えるための大規模な蓄電池システムの建設が進んでいる。

 2015年12月に稼働した太陽光パネル出力111MW、連系出力79MWの「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」に加え、川を挟んだ隣地にパネル出力64.6MW、連系出力48MWの「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」が建設中で、来春に完成すると両サイトを合わせるとパネル出力約175.6MWとなり、日本で最大級の太陽光集積地になる(図2)。

図2●「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2」の完成予想図
中央を流れる安平川を挟んで、左側が稼働済みの「苫東安平ソーラーパーク」、右側が建設中の「ソーラーパーク2」(出所:SBエナジー)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング