探訪

「組合方式」で町が経営、佐用町のメガソーラー

国産ヒノキ製の架台、稼働5年後の状況は?

2019/12/24 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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山間に10MWのメガソーラー

 兵庫県南西部に位置する佐用町は、出雲街道と因幡街道の交差する交通の要所で、江戸時代には因幡街道で最大の宿場町として栄えた。当時をしのぶ街並みや史跡とともに、町域の約8割が森林など、豊かな自然も残っている。

 2019年7月、同町の佐用駅から南東に1kmほどの山間に、出力10MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「佐用・IDEC秀谷太陽光発電所」が運転を開始した。

 ここ数年、建設される山間のメガソーラーの多くは、本格的に土木造成せず、もとの斜面に地なりにパネルを設置する設計が増えているが、「秀谷太陽光発電所」では、林地斜面に囲まれた平坦なエリアに整然とパネルが並べられている。南側から見るとパネル表面のブルーが映え、湖のような印象を受ける(図1)。

図1●佐用・IDEC秀谷太陽光発電所
(出所日経BP)
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 太陽光パネルは中国JAソーラー製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは、制御機器などを手掛けるIDEC子会社のIDECシステムズ&コントロールズ(大阪市)が担った。

 発電事業の主体は、佐用町とIDECの出資する佐用・IDEC有限責任事業組合(LLP)となる。同組合は、2014年10月にも「佐用・IDEC申山(もうすやま)太陽光発電所」(出力5MW)を建設し、運営している。今回の「佐用・IDEC秀谷太陽光発電所」は、2件目のメガソーラー事業となる。

 先に稼働した「佐用・IDEC申山太陽光発電所」は、全国的にも珍しい木製架台を採用したが、2サイト目では、鋼製架台の値下がりを受け、初期投資の削減を優先して、木製架台の採用は見送られた。

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