探訪

段差のある土地を、あえて傾斜に造成した、福江島のメガソーラー

離島ならではの環境、土質への対策に工夫

2020/02/04 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 長崎県の西に浮かぶ福江島は、五島列島の南西端に位置し、同列島で最大の島である(図1)。面積は約326km2で、人口は3万人を超える。長崎と福岡からの航空便と船便があるほか、五島列島の各島をつなぐ船便の中心地となっている。

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図1●福江島。沖合いには浮体式の洋上風力発電設備もある
(出所:上は五島市、下は日経BP)
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 五島列島は、太陽光や風力、海流に恵まれていることから、再生可能エネルギー発電の適地が多い。メガソーラー(大規模太陽光発電所)では、固定価格買取制度(FIT)の認定案件で最大規模となる、宇久島の約480MWのプロジェクトも進んでいる(関連コラム)。

 福江島にも、太陽光・風力発電設備が島内のあちこちに導入されている。沖合いには、浮体式の洋上発電設備も稼働している(関連ニュース)。また、電気自動車(EV)が積極的に導入され、充電所が多く配備されている。再エネ発電電力と充電所を連動し、EVを再エネの出力変動の吸収などに使う点でも、仕組みと技術が揃えば、先端的な取り組みを実現できる環境が整っている。

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