5工区に分けて設置
同町北部の卒古沢地区の原野・山林・雑種地約48haに太陽光パネルを約5万8000枚設置した。年間発電量は約2万MWhを見込み、これは一般家庭約5550世帯分の電力消費量に相当する。事業主体の青森七戸メガソーラー発電所合同会社は、オリックスが65%、シン・エナジーが35%を出資する。
施工は大林道路・シン・エナジー共同企業体が担当した。太陽光パネルは韓国LGエレクトロニクス製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した(図2)。
七戸町の東部は、比較的平坦な高台で、広大な田畑や森林が続く。完成した「七戸町卒古沢太陽光発電所」は、段上に整地された平地にA~Eの5つの工区を設け、林の間に整然と太陽光パネルが敷かれている。
それぞれの工区はほぼ長方形で、北端のA工区から、南東方向に少しずつ南にずれながらBとC工区が続き、DとE工区は、C工区の東側に隣接している。