探訪

アレイ間「1m」、セグウェイと乗用型草刈機が活躍、松阪の特高メガソーラー(page 5)

発電量の最大化とO&Mの効率の両方を追求

2020/02/18 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 敷地内の一部には、土のうが置かれている(図6)。これは、地表の土が集中して吹き飛んだり、雨水の流れが集中して削れやすい場所への対策という。敷地内はほぼ平地だが、こうした地表変化の前兆が見られる箇所があり、先手を打って対策している。

図6●用意されていた土のう
(出所:日経BP)
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 太陽光発電所では、地面に土が露出していると、風で吹き飛んだり、雨水で浸食の進む場合がある。

 三交不動産では、除草剤などで雑草を根絶やしにするとこうしたリスクが大きくなると考え、ある程度、雑草が植生している環境を維持しつつ、乗用型草刈機で適度に刈る運用を採用し、浸食リスクを減らしている。

 松阪山室のメガソーラーでは、通常の土のうを置いているが、「植生土のう」と呼ばれる、特定の草を生やす機能も備える製品を採用している発電所もあるという。

●発電所の概要
発電所名松阪山室メガソーラー発電所
所在地三重県松阪市山室町字貝場
敷地面積約16.4ha
発電事業者三交不動産(津市)
太陽光パネル出力合計約16.13504MW(増設前:約15.43328MW)
 第一発電所:14.19296MW(増設前:13.556MW)
 第二発電所:1.94208MW(増設前:1.876MW)
パワーコンディショナー(PCS)定格出力合計12.0MW
 第一発電所:10.5MW
 第二発電所:1.5MW
年間予想発電量約1979万kWh
(一般家庭約5500世帯の消費電力に相当)
EPC(設計・調達・施工)サービス千代田化工建設
O&M(運用・保守)千代田システムテクノロジーズ
太陽光パネルソーラーフロンティア製(出力170W/枚、9万4912枚)
 第一発電所:8万3488枚(3744枚を増設)
 第二発電所:1万1424枚(384枚を増設)
PCS東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
(出力750kW・1000V対応機)
売電開始時期2015年12月1日
固定価格買取制度(FIT)上の売電単価(税抜き)第一発電所:40円/kWh、
第二発電所:32円/kWh
売電先第一発電所:新電力、
第二発電所:中部電力
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