探訪

戸田建設が長崎のメガソーラーを筑波で「自家消費」

RE100企業、長崎発の再エネ利用・拡大戦略

2020/02/25 12:32
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ

市所有の法面に2MW

 長崎市北西部にある新長崎漁港は、30年ほど前に開港した比較的、新しい港で、船着き場の周囲には水産加工工場が並ぶ。工場エリアの背後には、山が迫っており、港から伸びる坂を上りきると、閑静な住宅地が広がっている。

 山に近い水産工場の敷地から山を見上げると、木に覆われた稜線の合間、切り立った斜面に整然と並べられた太陽光パネルが目に入る。出力約2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「さくらの里メガパワー発電所」だ。宅地開発に伴って造成した道路の南向き法面を活用し、2015年10月に稼働した(図1)。

図1●法面を活用した「さくらの里メガパワー発電所」
(出所:戸田建設)
クリックすると拡大した画像が開きます

 戸田建設と、九州ガス(長崎県諫早市)のグループ会社であるティービーコーポレーション(長崎市)によるSPC(特定目的会社)「さくらの里メガパワー合同会社」(長崎市)が事業主体となる。長崎市が公募した「道路法面を活用した太陽光発電事業に関する企画提案」に採択されたものだ(図2)。

図2●「さくらの里メガパワー発電所」。太陽光パネルは三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます
  • 記事ランキング