探訪

「まめなO&M」で千葉の大停電でもロスを最小化

「ユニット式」水上架台を製品化、両面発電パネルにも対応

2020/03/10 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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豪雨と強風を切り抜ける

 千葉県はもともと比較的、自然災害の少ない地域とされてきた。しかし、2019年の夏には台風15号、19号と相次いで勢力の強い台風に襲われ、さらに10月25日には、低気圧による豪雨が降るなど、度重なる自然災害に見舞われた。

 昨年夏から秋に経済産業省に報告された50kW以上の高圧太陽光発電所の事故件数をみると、千葉県内では5件で、福島県の6件に次いで多かった。市原市のため池に設置した水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)が大規模に損壊して火災が発生したほか、匝瑳市などでは低圧事業用の営農型太陽光の一部が被害を受けた。

 こうしたなか、千葉県茂原市にある出力約1.7MWの「茂原ソーラーユートピア」は、こまめな巡回や地域との連携によって、こうした自然災害を切り抜け、売電損失を最小限に食い止めた(図1)。

図1●「茂原ソーラーユートピア」の全景
(出所:東洋ケミカルエンジニアリング)
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