探訪

自律走行型ロボットが「ルンバ」のように草刈り、26台が走り回る福島のメガソーラー(page 4)

背の高い雑草が淘汰されて植生が変化、発電量も増加

2020/04/14 11:30
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 導入した自律走行型は、小型ということもあって、ぬかるみの上を走るのは強くない。そこで、ぬかるみやすい場所には、新たに砕石を敷き詰めた。

 雨天の日には、遠隔制御で走行を止めることもある。遠隔制御で走行中に止めた場合にも、自律走行して充電ステーションに戻る。

 万が一、溝などの深い凹部にはまって走行できなくなった場合でも、機体にGPS(全地球測位システム)を備えているので、スマートフォンで発電所内のどこに止まっているのかひと目でわかり、探しに行く労力は少なくてすむ。

 雑草は冬になると枯れる。そこでおもに1月~2月の間は、ロボット除草機は発電所から引き上げてメンテナンスする。3月に再び発電所に戻す。

 3月は、24時間稼働ではなく、1日のうち10時~16時に走行させている。これは、雑草の伸び具合に合わせて設定している。これまでの年では、5月以降になると、24時間稼働させてきた。

 ハスクバーナ・ゼノアによると、地表の状態や走行区域の水平方向の形状などにもよるが、一般的な条件では、車体のリチウムイオン蓄電池の満充電時には約2時間、連続走行でき、その間に1時間に約135m2の範囲で草や芝を刈れる。充電ステーションでは、約1時間で満充電となる(図3)。

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図3●充電ステーション
(出所:日経BP)
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