探訪

自律走行型ロボットが「ルンバ」のように草刈り、26台が走り回る福島のメガソーラー(page 5)

背の高い雑草が淘汰されて植生が変化、発電量も増加

2020/04/14 11:30
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 約2時間、稼働して刈り、その後、1時間かけて充電するというサイクルを繰り返すと、一般的な条件であれば、1日1台当たり約3200m2を除草できる。今回のメガソーラーのように、それ以上となる約4000m2を除草することも条件次第で可能となる。

 自律走行しながら刈る範囲は、充電ステーションを発着点として、走行時のガイドとなるワイヤーを地表に張って囲んで設定する。このワイヤーで囲まれた区域の中を、ランダムに走行しながら草や芝を刈っていく(関連コラム図4)。

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図4●ロボット除草機の概要
ワイヤーで設定した区域を自律的に走りながら刈る。充電量が減ると充電ステーションに戻ってくる(出所:ハスクバーナ・ゼノア)
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 地表に張ったワイヤーを通じて、信号を発している。ロボット除草機は、この信号を受信して走行区域の境界を把握している。

 今回のメガソーラーでは、この走行時のガイドとなるワイヤーは地中に埋設している場所が多い。これは、ワイヤーの損傷を防ぐためという。ロボット除草機を使えない場所では、乗用型草刈機を使っており、その回転刃による損傷の恐れや、風雨にさらされることによる劣化、また、侵入してきた小動物による損傷の恐れを減らすためという。

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