探訪

三重・南伊勢町のメガソーラー、固い岩盤に苦慮、8段の大面積アレイを採用できたワケ(page 3)

休耕田や山林を地主が造成して活用

2020/04/28 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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休耕田や山林を活用

 南伊勢町神津佐の2カ所のメガソーラーは、近隣にはあるが、それぞれ別々に開発した案件となっている。活用した土地は、第1発電所は県道沿いの休耕田、第2発電所は山林が大半で一部が休耕田と異なる。

 第1発電所の用地となった休耕田は、地主が水田だった凹んだ部分に新たに土を盛って、田んぼ時代に周囲に盛り上がった畦畔や隣接する県道と同じ高さにした上で、メガソーラーの用地として活用した(図3)。

図3●第1発電所は、地主が休耕田の凹部を埋めて全体を県道と同じ高さに
(出所:三交不動産)
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 三交不動産の太陽光発電所は、施工や設備については、ほぼ一貫して同じ企業と取り組み、関係を深めてきている。EPC(設計・調達・施工)サービスは千代田化工建設が担い、CIS化合物型の太陽光パネルはソーラーフロンティア製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用し続けている。

 同社によると、メガソーラーの設計を検討する際には、EPCや発電設備メーカーと関係を深めていることが奏功しているとしている。

 第1発電所の場合は、EPCサービスを、千代田化工建設の100%子会社である、千代田システムテクノロジーズ(横浜市)が担当した。

 太陽光パネルはソーラーフロンティア製(出力170W/枚)を1万2096枚並べ、PCSはTMEIC製の定格出力750kW機を2台設置した(図4)。

図4●TMEIC製のPCS
(出所:三交不動産)
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