探訪

三重・南伊勢町のメガソーラー、固い岩盤に苦慮、8段の大面積アレイを採用できたワケ(page 5)

休耕田や山林を地主が造成して活用

2020/04/28 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 また、北から南に下っていく土地だった(図6)。これは利点として生かした。地主による造成では、10度以上の勾配をつけて北に向かって登っていく土地になった。

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図6●南から北に上っていく土地は、影に利点
(出所:三交不動産)
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 北に向かって登っていく土地が、太陽光発電所にとって利点になるのは、前列のアレイ(太陽光パネルを架台に固定する単位)による影の影響が、平坦な土地に比べて短い範囲にとどまることによる。登っている分だけ地面に影の当たる距離が近くなる。

 これによって、平坦な土地に比べて、アレイの前後の間隔を短くしても影がかからない配置を実現できる。

 三交不動産のメガソーラーでは基本的に、アレイの前後の離隔距離を約1mと、元々短めにしている。発電量の利点だけを考えれば、さらに短い間隔に詰める選択肢もあるものの、保守のための通行や作業性を考慮して約1mにとどめている。

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