探訪

1つの池に2つの水上メガソーラー、高松市の「小田池」(page 3)

11カ所の水上案件を事業化した太陽HD、アジア拠点の屋根上にも着手

2020/06/16 05:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ

 太陽インキ製造によるアップル向け製品生産の「再エネ100%」は、グループで運営している太陽光発電所の発電量が、製品製造に必要な電力需要を上回ることで実現している。

 その後も水上型太陽光発電所が相次いで稼働した結果、他社向けを含めたグループのすべての国内の事業活動全体について、太陽光発電の規模が消費電力の「130%以上」相当を賄える規模に拡大したと発表している。この基準となる消費電力は、2018年度末時点の数値である。

 現在の国内の太陽HDには、その数値の算出時にはなかった新たな事業や事業所が加わっている。例えば、医療・医薬事業で2019年に新たに買収して加わった事業所がある(図2)。これによる消費電力が増えているが、まだ加わってから間もなく、1年間の数値を把握できていないことから現状では反映させていない。

図2●2019年10月に加わった太陽ファルマテックの高槻工場
(出所:太陽ホールディングス)
クリックすると拡大した画像が開きます

 「小田池」など、新たに稼働して「130%以上」相当としている分の発電量は、こうした新たに加わった事業や事業所における消費電力分を相殺できる余力となっている。

 また、この「130%以上」相当には、国外における事業は含んでいない。今後は、海外でも太陽光発電の導入を増やしていく(図3)。

クリックすると拡大した画像が開きます
図3●アジアの拠点にも太陽光発電を広げていく
下の画像は韓国法人の本社工場の屋根上の太陽光パネル(出所:太陽ホールディングス)

 海外では、韓国の現地子会社の本社工場内において、出力約300kWの太陽光発電設備を稼働させている。屋根上に太陽光パネルを並べ、2018年10月に発電を開始した。同じように、台湾の桃園にある工場でも、屋根上を活用した太陽光発電を開始する予定で、発電設備の設置工事が進んでいる。

 このほか、中国の蘇州にある工場では、いわゆる「屋根貸し」によって太陽光パネルが設置されている。

  • 記事ランキング