探訪

津山市のオールジャパン太陽光、「運用」重視のタカラレーベン

不動産管理の除草ノウハウも持ち込む

2020/10/13 06:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 岡山県の北部、津山市と鏡野町にまたがる場所に、連系出力が合計4.85MW、太陽光パネルの合計出力が約6.48MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「LS岡山津山太陽光発電所」がある。

 事業用地は、分譲住宅の開発がとん挫し、遊休地となっていた土地を活用した。敷地面積は、約10万674m2ある。メガソーラーは、タカラレーベンが開発・運営している。7月に商業運転を開始した。

 年間発電量は約779万9000kWhを見込んでいる。固定価格買取制度(FIT)に基づく売電単価は36円/kWh(税抜き)で、中国電力に売電している。

 3カ所のメガソーラーからなり、いずれも高圧配電線に連系している(図1)。

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図1●岡山県津山市戸島、苫田郡鏡野町布原にまたがる
(出所:タカラレーベン)
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 連系出力1.96MW、太陽光パネルの出力が約2.60MWの第1発電所、連系出力1.89MW、太陽光パネル出力が約2.55MWの第2発電所、連系出力1.0MW、太陽光パネル出力が約1.33MWの第3発電所で構成されている。

 EPC(設計・調達・施工)とO&M(運用・保守)サービスは、デベロップ(千葉県市川市)に委託している。

 太陽光パネルは、発電所ごとに2社の製品を使い分けた。約2.60MWの第1発電所はパナソニック製を採用し、出力320W/枚品を8136枚並べた。約2.55MWの第2発電所、約1.33MWの第3発電所はソーラーフロンティア製を採用し、出力185W/枚品を2万944枚並べた。

 パワーコンディショナー(PCS)は同一の製品を採用し、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の定格出力1MW機を5台導入した(図2)。

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図2●パナソニック製(上)、ソーラーフロンティア製(中)の太陽光パネル、TMEIC製のPCS(下)
(出所:タカラレーベン)
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 7月に売電を開始する日程上、施工で若干、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた。ただし、太陽光パネルやPCSの納入が遅れるような影響はなかった。いずれも国内メーカー製を採用したことが奏功したとしている。

 同時期に施工が進んでいたタカラレーベンの他の太陽光発電所では、中国メーカー製の資材の納入が約3週間遅れた例もあった。主に杭基礎の納入が遅れたという。

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