探訪

積雪地での「両面ガラス・両面発電」の効果は? 十勝の地場企業によるメガソーラー(page 3)

太陽光パネルの交換で苦慮、除雪では新手法を積極的に導入

2020/11/30 06:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ

太陽光パネルの交換で苦慮

 異常が生じた太陽光パネルは、交換することも多い。このパネルの交換で苦慮することがある。

 製品が年々新しくなり、設置時に採用した旧製品が手に入りにくいことによる。メーカーが保管している在庫は限られることが多いという。

 旧製品を入手できず、新しい製品に交換する場合、架台への固定方法が変わってしまう問題が生じている。

 セルやパネルの進歩によって、同じメーカーの後継モデルであっても、外形寸法だけでなく、アルミフレームに開けられた固定用の穴の寸法や位置も変わっていることが多い。

 これによって、架台や金具と合わなくなってしまう。

 交換前のパネルがアレイ(太陽光パネルを架台に固定する単位)の中央などに位置していた場合、外形寸法が大きくなったり、固定用の穴の位置が変わったりした場合、このような違いを吸収しながら、同じ位置に同じように固定するのは難しい。

 そこで、寸法などが大きくなったパネルは、アレイ全体の中で相対的に調整して固定しやすい場所として、アレイの端部に固定することになる。元々アレイ端部に固定されていたパネルは、交換するパネルがあった場所に移設する。

 このように、1枚の太陽光パネルの交換のために、玉突きのようにもう1枚の移設が必要になり、実際には2枚を交換する作業が必要になっている。

 こうした状況への対策として、ティー・ワイでは、ある時点から太陽光パネルの在庫数を増やしている。出力2MWの発電所の場合、100kW分程度を備蓄するようにしている。その保管に必要な倉庫の確保にも苦慮している。

  • 記事ランキング