探訪

「山間メガソーラー」における先端的O&M、久米南町サイトの5年(page 7)

斜面でもドローン活用、クラスター断線を効率的に特定

2021/05/26 05:00
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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防草シートの効果はあったが…

 そこで久米南サイトでは、2017年から一部のパネル下に防草シートを施工して、その効果を検証している。ダイオ化成(東京都中央区)製を採用した。

 防草シートの種類には、縦糸と横糸を編んだ「織布タイプ」と、網目のない「不織布タイプ」がある。織布タイプは、柔らかいため地面に馴染みやいが、網目から草が貫通したり、ほつれたりする欠点がある。一方、不織布タイプは、草の突き抜けに強いが、柔軟性に劣るため地面に馴染みにくく、透水性が低いことから水や土が溜まって、徐々にシートの上に草が生えたりすることがある。

 導入した防草シートはポリオレフィン系の「織布タイプ」で、高密度に編まれているのが特徴という。施工後、約4年経つがこれまでのところ、目立った破れなどはなく、想定した防草効果を発揮している。草の突き抜けなどもほとんど見られない(図8)。

図8●防草シートを施工したエリア
(出所:日経BP)
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 「防草シートを施工したエリアは、除草の手間は軽減されているものの、シート間際に生える草は機械除草が使えず、手刈りになるなど、費用対効果の点から、サイト全体への採用にまで至っていない」と江田保安部長は言う。

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