探訪

「年100カ所・40MWを開発」、函館の太陽光に見るミドルソーラー専業の実力

今後はPPAやマイクログリッド向けに注力

2021/06/01 23:23
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 北海道函館市に出力642.6kWの「函館市志海苔町太陽光発電所」がある(図1)。小学校の跡地を市から借りて用地とし、2018年12月に売電を開始した。

図1●「函館市志海苔町太陽光発電所」
図1●「函館市志海苔町太陽光発電所」
(出所:ACAクリーンエナジー)
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 いわゆるミドルソーラーと呼ばれる50kW以上、1MW未満程度の太陽光発電所で、発電事業者はACAクリーンエナジー(東京都中央区、旧社名:くにうみエナジー)である。

 同社は元々、くにうみグループの企業で、高圧配電線に連系する太陽光発電所の開発・運営を担ってきた。

 くにうみグループは、岡山県瀬戸内市に稼働する、連系出力185.98MW(太陽光パネル出力は約235.446MW)のメガソーラーを開発・運営していることで知られる。この瀬戸内市のサイトは、現時点で稼働している太陽光のなかで、連系出力で国内最大規模となっている(関連コラム)。

 その後、くにうみグループはミドルソーラーの事業を手放すことになり、ACAクリーンエナジーと社名を変え、2021年4月に、タカラレーベンの100%子会社となった。

 タカラレーベンでは、自社グループにはないミドルソーラーの開発・運営能力に強みを持つ企業と提携できないか模索していたところ、まさにそうした企業であるACAクリーンエナジーの売却をくにうみグループから打診され、子会社化が実現したという。

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