探訪

マヨネーズ工場で自家消費する太陽光、キユーピー・五霞工場

「汚れ」が想定外に大きく影響、遮熱効果も確認

2022/04/08 21:11
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 茨城県猿島郡五霞(ごか)町に、キユーピーの五霞工場がある。マヨネーズやドレッシングといった同社の主力商品を製造し、東日本の基幹工場になっている。

 同工場には、屋根上のほぼ全面に太陽光パネルを設置した建屋がある(図1)。2016年8月に竣工した倉庫棟で、出力265W/枚の太陽光パネル1120枚が並んでいる。

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図1●キユーピーの五霞工場は、マヨネーズやドレッシングを製造する主力拠点
図1●キユーピーの五霞工場は、マヨネーズやドレッシングを製造する主力拠点
下の画像の手前側に、太陽光パネルを並べた倉庫棟が見える(出所:キユーピー)
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 合計で約300kWの太陽光発電設備で、発電電力は自家消費している。年間発電量は、約330MWhを見込んでいる。2016年12月に稼働してから、約5年3カ月が経った(前回の掲載記事)。

 この自家消費型太陽光発電は、経済産業省による「再生可能エネルギー事業者支援事業費補助金」を活用して導入した。

 この支援事業では、固定価格買取制度(FIT)を活用しない太陽光発電などの初期費用の3分の1以内を補助する。

 FITの買取価格の低下に伴って、こうした導入費用を補助する制度を利用した自家消費太陽光発電の事業性が相対的に高まってきた中で導入した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、三菱化学エンジニアリングが担当した。太陽光パネルは中国JAソーラー・ホールディングス製(図2)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

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図図2●新設した倉庫棟の屋根上に太陽光パネルを設置
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図図2●新設した倉庫棟の屋根上に太陽光パネルを設置
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図図2●新設した倉庫棟の屋根上に太陽光パネルを設置
地上にコンクリート基礎を追加し、TMEIC製の出力100kW機を3台設置(下)。2016年に撮影(出所:日経BP)
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