トラブル

海外製の分散型パワコンの盲点、「コネクタの損傷リスク」(page 3)

エネテク 第27回

2019/07/04 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 ぐらぐらと揺れて不安定になっているコネクタは、筺体の内側から固定している六角ナットが割れていた(図1)。これによって、筐体にコネクタをしっかりと固定できなくなり、ぐらぐらと動く状態になっていた。

図1●ナットが割れていた
(出所:エネテク)
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 このナットが割れた状態は、筐体の扉を開くことで確認できたが、その扉は、封印があり、本来開けてはいけないものだった。だが、ナットの状態は、筐体の内側からしか見えない。前述したように、封印を解いてしまうと、メーカー保証の対象外となる。

 エネテクが、この扉を開けたのは、以前に開けた形跡が残っていたためだった。同社の推測では、施工時に誤って開けてしまったのではないかとみている。

 このように、海外メーカー製の分散型PCSには、国内メーカー製とは大きく異なるために、どのように電線を接続してよいのか、悩む施工会社も多いのではないかと見ている。

 これによって、力づくで電線をコネクタに挿し込んで、コネクタやナットを損傷してしまったり、メーカーが空けることを禁じている場所の扉を開けてしまったりといった状況が起きている可能性がある。

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