トラブル

飯舘村のメガソーラーに直撃雷!? 接続箱2つで火災(page 4)

2019/08/15 18:38
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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損傷したのは敷地のほぼ中央

 今回のケースは、太陽光パネルのケーブルが焼き切れていることから、パネルに直接、雷が落ちた可能性が高いと思われる。周辺に高い建物がなく、飯舘村のなかでも県道沿いの開けたエリアだった。

 ただ、焼損した2つの接続箱に関しては、直接、雷が落ちたのか、パネルに落ちた雷の電流が断線する前にストリング回路を通じて入り込んできたのかなど、電流の侵入経路は分からないという。設置した接続箱には、サージ防護デバイス(SPD)が装着されていたものの、SPDが雷サージを接地に流し切れずに焼け焦げていたという。

 損傷した2つの接続箱のあった場所は、45アレイのうち、南から26アレイ目と28アレイ目、東西50枚のパネル列のうち、西から15枚目程度の場所で、パネルレイアウトのなかでは中央やや西寄りだった(図5)。

図5●焼損した接続箱は、敷地全体の中央部付近になる
(出所:日経BP)
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 このうち、午後に開扉後に発火した接続箱については、そこに入力するストリングを構成する太陽光パネルには、目視したところ、目立った損傷は見られないという。

 これまでも直撃雷による被害では、離れた場所のパネルに焼損が見られるケースがあり、その損傷メカニズムを解明できないこともあった(関連記事:「直撃雷」でパネル33枚が破損したメガソーラー)。今回のケースで、今後、詳細な現場検証と分析が進めば、メガソーラーにおける直撃雷による損傷メカニズムの解明に貴重な情報が得られる可能性もある。

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