トラブル

モモンガやハクビシンが巣をつくる! 屋根上太陽光の思わぬ断線(page 3)

エネテク 第30回

2019/08/22 05:00
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 エネテクが点検を担当した別の屋根では、ハトが巣を作っていたこともあった。この屋根の巣では、卵を見つけた(図4)。

図4●別の屋根では、ハトが巣を作って産卵していた例も
(出所:エネテク)
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 ハトの場合は、電線を突いて断線させる可能性は高くないかもしれない。

 しかし、今回の住宅のようにモモンガやハクビシンの場合、かじられて断線した電線には、日中は太陽光パネルからの発電電力が流れ続けている。この状態では、火花(アーク)が生じるといった恐れもある。

 かじられた電線の近くには、巣を構成している枯葉が溜まっている。枯葉は、燃えやすい。なんらかの原因で、枯葉に引火してしまうと、火災の原因にもなりかねず、危険な状態といえる。

 鳥や小動物の侵入を防ぐ方法として一般的なのは、周囲にネットを張ることである。しかし、住宅の場合、ネットを張るにも経済的、物理的に制約が大きい。倉庫や工場の場合でも、経済的、物理的に制約が大きいのは同じで、頭を悩ませている太陽光発電事業者も多い。

 有効な手法の登場が待たれている。

【エネテクによるトラブル・シューティング】
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