同社によると、ストリング内の直流の送電電圧は800V以上ある構成で、とても危ない状態だった。しかも、発電所内には、枯れ草が多く残っていた。ストリング内の発火の度合いによっては、枯れ草に燃え移って火災を引き起こしかねない状態だった。
ドロドロに溶けているために、どこが起点になり、何が原因だったが、確実なところは突き止められなかったが、小動物にかじられたことが原因だったのではないかと推測できた。
このケーブルを収めたラックには、小動物の足跡が多く残っていたためで、しかも、ラックの下半分は空洞になっていた(図3)。小動物はここから侵入できる。
ドロドロに溶けるまでには至っていないものの、小動物にかじられて、被覆がなくなっている箇所や、銅線が剥き出しになっている場所もあった(図4)。ここでも、被覆が溶けたり、炭化したりしている電線があった。