トラブル

千葉の水上メガソーラー火災事故、破損の起点は「アンカーの抜け」(page 2)

2019/11/07 05:00
金子憲治、加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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係留線828本、アンカー420地点

 同メガソーラーは、樹脂製の1つのフロート本体(メインフロート)に固定金具で1枚の太陽光パネルを取り付け、本体より小さい「セカンドフロート」を間に置きながら、連結していた。メインフロートとセカンドフロートの接続は樹脂製のピンを使っていた(図3)。

図3●アイランド(太陽光パネルの島)の構成部材と係留方法
(出所:京セラTCLソーラー)
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 こうして連結した太陽光パネルの島(アイランド)の全体形状は、北から南に東西の幅が大きくなっており、東西の最大幅は503.1m。また、南北の長さは、西サイドが南に向かって東サイドよりも長く伸びており、南北の最大長は487mとなっている(図4)。

図4●発電所の概要とアイランドの大きさ
(出所:京セラTCLソーラー)
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 そして、こうした形のアイランドの外周を828本の係留線(ワイヤー)で湖底に固定したアンカーとつなぎ、風で流れないようにしていた。係留線は概ね2本で1つのアンカーにつないでいたので、アンカーは全部で420地点(北端112地点、東端133地点、南端68地点、西端107地点)になっている(図5)。

図5●水上フロート構成部材とアイランドの係留方法
(出所:京セラTCLソーラー)
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